2018年12月 9日 (日)

あっという間に年末で

夏から秋、そしてここ最近まで、イベントに出店したりご注文の品を制作したり
いつもの事ながら、いやいつも以上にあっという間に時間が過ぎて行きました。
何をやっていたのか・・・ 色々まとめてみました。

Img_1212

国産材で家を建てられたという若いご夫婦が、ぶんぶく堂の展示会にお越しに
なられました。展示品だった栗のテーブルを気に入っていただき、ワックスを
掛け直してお届けしました^^
Img_1257_2

こちらはリブロ天神店の一角にて。少し涼しくなってきた頃に合わせて、パンの
本とカッティングボードやバターケース、お皿などを一緒に展示販売してもらい
ました。木のぬくもりは、秋からの寒くなる時期に一段と感じられるなぁと実感
しますね。
Img_0612

その後今度は天神大丸の催事に出店しました。昨年までのパン展との合同開催
ではなく、今年はうどんのイベントとのコラボ。人の多さは同じ感じでも、パン
展の時とはまた違った人の流れでした。ここでぶんぶく堂のことを知って、後から
うちの展示場を見にきてくださった方も。嬉しいですね。
Img_0611

同じフロアのすぐ隣りでは、丸亀絣織物さんが出店されていました。こちらは
昨年のパン展でもご一緒して、その時にもんぺやスカートなどを掛けるハンガー
ラックや棚を注文していただいていました。今年の春に納めていましたが、実際
に横で使っていただいているのを目にするのは嬉しいものでした。
Img_1410

こちらは以前ダイニングテーブルを納めた方からのご依頼で、その際に引き取った
古いダイニングテーブルを小さな丸いテーブルに作り変えられないかというご注文
でした。北海道のナラ材を使用していたと思われるその古いダイニングテーブルは
厚みこそなかったもののとてもいい材だったので、薄い天板を二重に重ねて丸い
天板に加工し、足は楕円だったものを半楕円に、少し先を細く加工しました。
ねじ込み式で脚を取り外すこともできるので、テラスに持って行ったり、新しい
テーブルのサイドテーブルとしてもお使いいただけると喜んでもらいました。
Img_1658

こちらはオークの座卓です。向こう側に座布団のように見えている青いものを
小さい方の座卓の上にかぶせると、、、、、。
Img_1663

ソファのオットマンとしても使うことができます。来客時のみ、テーブルを二つ
繋げて使いたいというお客様のご要望で、打ち合わせを重ねて形を決めました。
Img_1668

テーブルの裏には半円のような金具が付いていて、カチッとはめることで二つの
テーブルがしっかりと固定されます。
Img_1667

大きい方の座卓は、脚を付け替えて普段はダイニングテーブルとして使うそう
です。暮らしやスペースに合わせて形を変えられる家具、良いですね。お客様の
ご要望を聴きながら考える作業は私にとっても良い刺激でした。

Img_0175

そしてこちらはこの春にお話をいただいていたお子様用のデスク。小学校の入学
には間に合わなくて良いので、と約半年待っていただきました。材料はクルミ材
です。肌色のような優しい色味で、重過ぎず軽過ぎず、デスクにはぴったりの材
のように思います。お子様も、お母様にも、とても喜んでもらえました。

Img_0181

Img_0183

そしてこの週末。ひとつのお宅に4つの家具を納品してきました。お子様3人が
もう少し大きくなって自分の部屋を使うようになるまで、リビングで勉強したり
遊んだものを収納したりできる家具が欲しいというご要望でした。もし子供たち
が使わなくなっても、夫婦でずっと使えるいろんな用途になる収納でもあります。
Img_0184

窓側の明るい場所に本棚とデスク。デスクは1800の長さがあります。お子さん
3人でも並んで使えますね。
Img_0190

本棚の下の方にはお子様のランドセルや習い事のバッグなどを収納して、スッキリ
見せたいというご要望でした。本棚にもデスクにも薄い引き出しが付いています。
デスクと本棚の脚を同じ丸脚にして、統一感も出るように。
Img_0192

反対の壁側にはお子様それぞれのものを仕舞うキャスター付きの箱と、その上に
はずらっと引き出しを付けました。二つが繋がって見えますが右はガラス扉のテレビ台になります。
Img_0195

奥行きもしっかり。テレビの配線も収納できるようにしてあるので、物を置いて
もスッキリ見えると思います。
小学校や幼稚園から帰ってきた子供たちが目をキラキラさせながら家具を触って
くれる姿に私もニヤニヤしっぱなしでした。そして何よりその子たちのお母さま、
自分たちの家じゃないみたい!本当に頼んで良かったです^^と何度も言ってくだ
さいました。家具が変わると、家そのものが変わったような印象すら受けるもの
だと私は普段から思っていますが、それを感覚的に分かってもらえるなんて。
この嬉しさをバネに、年末に向けてお待たせしている方々に、ひとつづつお届け
してまいります!

Img_1674_2

そしてそして。次の土日、15日16日はぶんぶく堂の今年最後の展示会になります。
クリスマスにちなんだ商品なども取り揃えていますので、皆さまどうぞ遊びにいらしてください。ストーブ焚いて、お待ちしています^^

2018年9月 4日 (火)

日常の中の幸せ

お盆明けに大きなディスプレイの納品、月末の展示会と続き、先週はお待たせしている

方々への図面を描きに描いた数日間でした。身体を使う日々の仕事よりぐったりする

自分は、つくづく机上だけの仕事に向いていないことを実感します。ものづくりと一体だ

からこそできているのだなと思います。

Img_0834

前回の日記に書ききれなかったことを載せたいと思います。こちらは、先々月、7月に

オープンした美容室をペイントする様子。ニューヨークに行っていた従兄弟が8年振りに

帰国し、この度福岡(薬院)で美容室をオープンしました。生まれや育ちは東京ですが

ここ福岡は祖父母がいてよく遊びに来ていた場所です。数々の経験をしてきた彼が、新

たな出発点としてここ福岡を選んでくれたというのがなんだか誇らしく、嬉しく、私も応援

しよう!ということで、、、まずは壁塗りのお手伝い。

Img_0937

西区にあるインテリアのプロ、KifuLさんにペイントサポートをお願いしました。黄色い

ドア、私も気合い入れて塗りましたよ^^ 元々を思い出せないほど雰囲気がガラッと

変わってとてもいい感じになりました。色って本当に大事。

Img_0940

入口のカウンターは、既製の金属のフレームにクリの木を合わせました。

Img_0938

鏡と台もカウンターと同じ素材で制作しました。こんなふうに作ったら依頼主の好みに

寄り添えるかな、と考える行程はとても楽しい時間だと感じます。私の幅も広がります。

そしてオープンして数日後に行ってまいりました、美容室 KIKORA

私がfacebookに載せていたことで、ぶんぶく堂のお客様も何人かが早速行ってくださっ

たよう。本当にありがたいことですconfident 東京で約8年、ニューヨークでも8年の経験を

積んでいることは知っていても、一度も実際に仕事をしている姿は見たことはありません

でした。本当は家具を納品したお店の様子をここに載せるだけのつもりだったのですが。。。

私が感じたことを少し言葉にしてみたくなりました。

くせ毛で梅雨の間はとにかく短くすることしかできなかった私の頭。従兄弟は椅子に座

った私の髪の流れを見ると、シャンプーする前にまず切ろうと言いました。その人の髪質

にもよるのだと思いますが、髪の毛のクセや流れも含めて、ヘアスタイルを作る感じです。

霧吹きで濡らすこともなく、完全に乾いた状態でカットしてもらいましたが、その後シャン

プーすると濡らしても切り揃っているから驚きです。

美容室でしてもらうように毎日自分でクセを伸ばすことはできないので、今まではカット

してもらったその日だけで、その時と同じヘアスタイルはできないというのが長年の悩み

でもありました。でも、梅雨の湿気で毎年恐ろしいことになっていた頭が、ワックスを付け

なくても自然な流れに沿ってふんわりパーマのように勝手に整うという。

久しぶりに会った友人や、お客様からも何人も「パーマかけた?」とか「イメチェンしましたね。」

という今まで生まれてこの方、言われたことのないお言葉をいくつももらいました。

パーマかけた風にワックスつけても、絶対に言われたことのない言葉を、何も付けずに。笑

こんなことあるんだ!と感心したのと同時に、自分の仕事にも通じる物を感じました。

ぶんぶく堂のコンセプトは、日常に小さな感動やわくわくした気持ちを木を通じてお届け

するということ。こんなものだ、当たり前だ思っていたものにときめく何かがプラスされると

日常は大きく変わります。くせ毛だからこんなものだと諦めていた髪質をむしろ好きになれる

髪型を作ってもらったということは、まさに日常の中の小さくて大きな感動です。鏡の前に座って

何が悩みなのか、何が似合うのかを色々聞いて考えてくれる姿は、家具を制作するときの打ち

合わせのそのものようにも感じました。ものを通じてそういうことを目指している自分が、まさか

髪のカットでそんな気持ちになる日が来るなんて。くせに悩む人だけではなく、その人だからこう

しようという感覚や、髪を扱う丁寧な指先は、今まで自分が経験したことのないものだと思いまし

た。身内のことなので宣伝のように聞こえるかもしれませんね。みんなが私と同じ気持ちになるとも

思いません。ただ、この日記に興味を持って読んで下さる方ならば、こんなこともあるのだなぁとい

う私が面白く感じた世界にも興味を持っていただけるかも、と思いちょっとご紹介しました。

そうして始まりました、9月。今年の残り4ヶ月は月末の展示会以外にもイベントに出店予定が

たくさんです!新商品の開発に、年末までに納品予定のご注文品の制作。さぁ、気合い入れて

頑張るぞ〜。

2018年7月27日 (金)

とろけそうです。。

日記の更新が滞っている間に、あっという間に2ヶ月半も経ってしまいました。

梅雨も終わって毎日とろけそうな暑さですが、色んなものを制作しております。

Img_0446

こちらは新作の子供椅子です。ぶんぶく堂の定番の子供椅子をご覧になられた方から

昨年ご依頼を受けて、子供が一人で座れるようになるのはまだ先だから、とある程度の

時間をいただいて開発しました。

Img_0818

こちらが定番の子供椅子です。肘掛けがないので、お尻が大きくなった大人でも座れ ま

す! ただ、今回のご依頼のように子供がテーブルに付いたときに横に落ちることが ない

よう、肘掛けがあるのも良いですね。長らくお待たせいたしましたが、とても気に入 ってもら

うことができました。またひとつ、ぶんぶく堂の定番が増えました。

Img_0516

こちらは猫脚テーブルを納品したときの写真です。 ぶんぶく堂の家具はほとんどが

直線で出来ているのですが、うちの展示場をご覧になられた上で、こういうことも でき

ますか?というご要望をいただきました。普段自分の中から湧き出る形では ないけれ

ど綺麗な曲線を求めるというのは、久しぶりの美大時代の課題のようで 私も楽しんで

制作することができました。応接室のサイドテーブルとして良い味を 出していってくれ

るといいなと思います。

Img_0391

 

こちらは100年近く前のものと思われる化粧台です。お婆さんの嫁入りから、娘、孫と

形見のように受け継がれてきたものだそうですが、木の虫食いや汚れがひどく、毎日

使えるように綺麗にしてほしいというご要望でした。

Img_0392

虫食いの穴がありました。

Img_0396

折れかかった取っ手と、拭いただけでは落ちない汚れ。でも100年の年季だと思うと

とっても綺麗に使われているなぁと思いました。

Img_0399

指がかからず、奥に入り過ぎて引き出せない薄い引き出し。

Img_0395

蝶番を留めている釘が外せない状況だったため、今回は鏡を取り外さずにできる範囲

内で修復するということに。

Img_0609

で、綺麗になったのがこちら。正面に付いていたプラスチックの仮のつまみは真鍮に。

Img_0614

虫食いの穴はパテで埋めて、色を合わせました。

Img_0613


折れていた取っ手は全部取り替えました。以前付いていたものとサイズが合うものを

探して金物屋さんから取り寄せました。

Img_0611

引き出しの隅々まで綺麗にクリーニング。ワックスもかけて、木の艶も蘇りました。

奥に入り過ぎて取り出せなかった薄い引き出しも、ほんの少し手前で止まるようにした

のでこれからはしっかり活用できると思います^^

Img_0616

今回、個人的に気に入っているのはこの真鍮のつまみ。直径10ミリほどのものですが

市販のつまみほとんどが、直径が細くても20ミリ近い奥行きがあるのですが、これは

奥行き12ミリ。小さなものに取り付けても主張し過ぎず素敵です。もともとあるものの

良さを、こういうもので更に引き出せたら修理する側としても嬉しい限りです。金物が

いかに大事か、木工をしていると本当によく思い知らされます。

Img_0441

こちらは変わってオーク材のダイニングテーブル。小さなお子さんが二人いらっしゃる

ご家庭で、今後引っ越すこともあるかもしれないということで、どんな場所で使っても

大き過ぎず小さ過ぎないサイズを打ち合わせて制作しました。今までは正方形のテー

ブルだった為、この大きさに変わって食卓を囲めるようになったことを本当に喜んで

下さいました^^

Imgp5492_2

こちらは昨年から少しずつ制作依頼を受けている木の箱。フタがスライドして開きます。

中にものを入れても重ねられる強度に仕上げています。国産材がいいというご希望で

奥左からカバザクラ、右がクリ、手前の赤いものがクスの木。全く同じものを作ると、木

目の違いや重さの違いがよく分かって面白いものです。

Imgp4980

そんなこんなで現在は↑このゴルフ場の巨大ディスプレイをひたすら進めています。

糸島にある芥屋ゴルフ倶楽部さんからのご依頼で昨年制作したものがこちら。これと

同じものをただ今制作中です。KBCオーガスタという大会にはここに昨年の優勝者の

ゴルフ道具一式が並びます。

そうして明日から2日間、ぶんぶく堂は月末の展示会です。関東の方から台風が来ると

いう前代未聞の週末になりそうですが、ひどくないことを願って。冷たい飲み物をご用意

してお待ちしております^^

2018年5月 5日 (土)

ゴールデンウィークもあと1日。

というタイトルを付けておきながら、ずっと休まず仕事しております。笑

長い間滞っていた日記の更新です。納品した商品をご紹介します。

Imgp5403

こちらは表に絵本を飾れる扉が付いた、絵本棚です。早速絵本を並べてくれましたcatface

Imgp5399

同じお宅の2階には扉の無い本棚を納品しました。中の棚板は可動式になっています。

Imgp5449

Imgp5451

こちらは高さの違う2脚の椅子を納品しました。ひとつはリビングで、もうひとつは

玄関先で靴を履く時に使われるそうです。お客様が考えられた、奥行きが少ない

椅子(写真上段)の座り心地が大変よく、作っていながら驚きました。

椅子の用途に合わせて座面の奥行きはある程度決められていて(と大学で学んで)

それを疑ったことなどなかったのですが、奥行きが少ないと自然に背筋がピンと伸び

低めの背中の当たりがとても心地よく感じました。

ぶんぶく堂はこの5月で15年目に突入します。まだまだ、椅子の奥行きひとつでも

座り心地にも様々な快適さがあるのだな、と発見のある特注家具の世界。

奥が深くて楽しいものです。

Imgp5453

こちらは和服を陳列して見せるためのハンガーラックになります。一部納品したもの

の、現在進行中の案件で、5月末には一式をまたお披露目できるはずです。

普段の家具作りはお客様のお部屋の中に自然と馴染むものになることを心がけます

が、商品などを引き立てる為の道具を作る、という意識でのものづくりはまた違った

面白さがあります。和服に合いそうな素材ということで、栗の木を選びました。

Imgp5412

そして最後はこちら。一人掛けのソファです。ぶんぶく堂の展示場に普段置いてある

のは三人掛けのソファなのですが、それをご覧になられた方から一人用はできないか

というご要望で制作しました。先程書いたような椅子の奥行きを変えることもそうですが

こちらのソファも、長さはもちろん、奥行きや座面の高さ、横幅などを自由に変えること

ができます。この度一人掛け用の参考商品も展示場に並びましたので、展示会に来ら

れることがあれば是非座り心地もお試しください^^

というわけで、ぶんぶく堂15年目も張り切ってまいります。

2018年3月13日 (火)

ぶんぶく堂のロゴが新しくなりました!

Bunbukudo_color

2004年から約14年間使ってきたロゴを、この度新しくすることにしました。

それに伴い、パンフレットや包装紙、ホームページなども一新します。

3月14日(水)〜20日(火)まで、天神大丸の本館1階(アンテナプラス)にて行なわ

れる展示会に出店します。そこがこの新たなロゴのスタートの場となります。

ブランディングして下さったデザイナーさんのことなど、書きたいことは山々ですが

ひとまず今回は展示会のお知らせです。新しい商品も登場します!

ぶんぶく堂の定番商品である『手ぬぐい掛け』に合わせて、オリジナルの手ぬぐいも

制作してもらいました^^

皆様、どうぞ遊びにいらしてください。

2018年1月 9日 (火)

明けましておめでとうございます

昨年10月に更新してから、気が付けばもう年末も通り越して2018年。。。

明けましておめでとうございます。今年もどうぞこのホームページにお付き合い下さい。

納品の色々、ご紹介します。

Imgp5026

Imgp5027

こちらは昨年秋に納品したオークのベンチ型収納です。窓面の多いお部屋で、たくさんの

本を収納したいけれど、本棚を置くと部屋が暗くなってしまうということがお悩みでした。

座面の裏には鉄板の反り止めが入っていますので、幅広い板も反りの心配なく座面に

できました。大きくて重さもありますが、床面に接する部分はフェルトが貼ってあるため

女性1人でも押せばすっと動かすことができます。

Imgp5034

こちらはチェリー材のダイニングテーブルです。お客さまのご要望で天板は出来る限り

厚めに、脚も定番商品より太目に制作しました。しっかりと存在感がありながらも、重々

しさがなくすっきりとした印象で、チェリー材にとても合った形をお客様が選ばれたなぁ

と思いました^^

Imgp5040

こちらは40年近く前に買われたという子供椅子です。座面が割れて、背もたれの棒も

折れていました。修理のご依頼で、お持込みいただきました。

Imgp5064

座面を元に戻し、折れた棒も接着し直しました。とっても手の込んだ、素晴らしい椅子

でした。この時代のこの手の椅子、直すことが出来なければ、処分される事も結構ある

のではないかと思います。作り手からするとそれはそれはもったいないこと。再びご家族

の元で愛着を持って使われるといいなぁと思います。

そのままでも素敵な色合いでしたが、せっかくなので塗り替えも頼みたいとおっしゃって

いただきました。

Imgp5236

選ばれたのは、マットなパステル調の黄色。塗りはうちは専門ではないのでプロの方に

お願いしました。黄色はありそうでなかなかない家具の色だと思います。

昔の職人さんが作った椅子の技術を見る事ができ、普段は使わない塗料や新鮮な色を

感じる事ができました。こういうことを自分の引き出しに入れて大事にしていくことで、仕事

の幅が広がっていく気がします。

Imgp5132

こちらは昨年最後の展示会(12月半ば)に出したクリスマス限定の新商品です。右は木の

部分がネジになっていて、回すとオルゴールが鳴り出します。左のスノーマンは箱の裏に

ネジが付いています。どちらもクリスマスソングのオルゴールです。

ぶんぶく堂に朝一番に、しかも初めて来られた親子のお客様が、これを手に取って選んで

下さった時にはあぁ作ってよかったcrying と思いました。こういう季節の限定商品、クリスマス

だけでなく他にも制作していけたらいいなと思っています。

Imgp5263

こちらはウォールナットの食器棚です。元々向かって右と上に作り付けの本棚がある場所

でした。縦横の限られた空間にすっぽりと収まるよう採寸して制作しました。

Imgp5262

ガラスはドットが並んだ模様になっています。中に入っている物はみえますが、ぼんやりと

いい具合にぼやけてくれて、食器棚自体が主張しません。お客様のご希望でこのガラスを

選ばれましたが、こういう選択肢もいいなぁと私も大変勉強になりました。

Imgp5265

そして昨年の年末最後に納品したのは畳型ソファとオットマン。これもお客様のご要望で

クッションはあってもなくても使える背もたれであること、肘掛けは飲み物が置ける広い幅

であること、等々。座面に角度を付けず、クッションを枕に寝転んで使えることも重要視し

ました。通常より大きいため、中央に支えの脚がもう一本入っています。

写真には写っていませんが、数年前からテレビ台や茶箪笥など、同じ素材で制作のご依

頼を受けてきました。リビングの家具の色味が揃って、空間に広がりを感じる瞬間でした。

というわけで、2017年、実に様々な小物や家具を制作し、たくさんのお客様との出会いが

ありました。遥々展示場にお越し下さった方々、商品の出来上がりをお待ちいただいて

いるお客様、心より感謝申し上げます。

今年もひとつひとつ仕上げて参ります。春には大丸での出店も予定していますので、それ

に合わせた新作も展開していきます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

2017年10月23日 (月)

25日(水)から大丸8階に出店します

Imgp5039

去年に引き続き、今年も出店させてもらうことになりました 『山手のマルシェ』。

ほぼ準備も整い、明後日の25日からスタートです。

ぶんぶく堂の展示場に普段あるもの以外の新商品もお持ちします。

美味しいパンのお店も、昨年より更に出店数が増えているとのこと、楽しみですね^^

ぶんぶく堂の月末の展示会は、この大丸でのイベントと重なるため今月はお休みに

なります。どうぞよろしくお願いいたします。


2017年9月 4日 (月)

すっかり秋らしくなりました

数日前まで汗だくで作業していたのが嘘のように、夕方ツクツクボウシや鈴虫の声が

広がるのを耳にすると、すっかり秋の気分になります。作業もはかどります。


Imgp4859

久しぶりの更新です。写真はソファーに合わせて制作した低めのダイニングテーブル。

中心にあるフタを外すと、IHコンロを収納することができます。角を大きく丸く取った形

が特徴的で、白を基調とした明るいお部屋がぐっと締まって見えました。このソファ、

ダイニングの椅子に近い高さがあるものの、座るとフカフカで沈むのでなかなかそれに

合うテーブルを見つけられなかったのだそう。今まで食事の時は別のダイニングを使わ

れていましたが、やっとここで集まって食事もできると喜んでいただけました。

Imgp4875

こちらはお盆明けに納品した芥屋ゴルフ倶楽部の玄関用のディスプレイ。今年の始め

から少しずつ打ち合わせを進めていたものが、ようやく納品までこぎ着けました。

大きいので二度に分けて納品したうちのこれが第一弾。

Imgp4978

そしてこれが全部収まった状態。石川遼選手のバッグにクラブ、サインやユニフォーム等。

ガラスやLEDを組み込む作業など、異素材も扱うとあって慎重に進めました。

そもそも、アメリカのゴルフ場では無垢材でできたディスプレイを見かけることはよくある

そうなのですが、日本のゴルフ場は建物に作り付けであることがほとんどらしいのです。

こちらのゴルフ場でも既存のものでは窮屈になってきているのと、玄関のスペースをうまく

利用できないかというご要望でした。キャスター付きで動かすこともできて、模様替えも

可能です。無垢材で家具を作ることや、移動式であることなど、数十年前に建物ができた

ときにはなかった考えかもしれません。時代に合わせて家具も変わっているのだなと実感

しました。

Imgp5009

こちらは20年来お使いのダイニングセットに合わせて、ベンチをご注文いただきました。

うちで取り扱う中では経年変化が最も大きいチェリー材を使用しました。数年でほとんど

違いがなくなるくらい濃い飴色に変化していきます。

Imgp4734

こちらは数年前にご注文いただいたチェリー材の食器棚です。ご家族が増えて、収納を

もう少し増やしたいとのご要望で間に引き出しを足しました。引き出しを制作したのは

もう数ヶ月前で すが、チェリーの経年変化ということで思い出してご紹介。先程のダイニ

ングとベンチのように、こちらも数年で真ん中が濃い飴色に変化していくことと思います。

無垢材だからこそ、着色をしていないからこその経年変化ですね。

Imgp5007
Imgp5006

こちらはヒノキで作った木箱です。私と同じ美大出身のお嬢様の卒業制作を仕舞って

おくための箱を、その方のお母様からのご依頼で制作しました。普段は押し入れに四段

ほど重ねて置けて、中身(ガラスのオブジェ)をこの箱の上に飾ることもできるといいなぁ

というご要望でした。飾ったものが引き立つよういかにシンプルに、それでいて重さに

耐え得る強度。こういうのを考える時が一番好きな時間かもしれません^^

親子で展示会に引き取りに来て下さり、これに重ねて行く次の箱の素材を選んでもらい

ました。様々な材種で重なっていくのを想像すると、作る前からわくわくしてしまいます。

Imgp4989

先月末の展示会では、新作の時計も制作しました。左はカリン、右はノグルミの木です。

こんなに特殊な木目は滅多に出ないので、まさに一点物です。

と、こんな感じでこの3ヶ月弱はほぼノンストップで制作漬けでした。展示会にもたくさん

の方にお越しいただき、来年以降のご注文も増えてきています。夫婦二人での制作に

なるため長い目でお待ちいただくことになるにも関わらず、ゆっくり、楽しみに待ってます

と言って下さるお客様ばかりで、こんなに嬉しく、ありがたいことはありません。


最近、卵焼きを作っているときにふと思ったこと。いつもお砂糖と、薄口醤油を少し入れる

のですが、この『少し』がとても難しくて、いつもドボッと入ってしまうのです。が、あるとき

自分は入り過ぎないように、止めようとしながら入れているのだと気づきました。それで

止めることは頭から離して、入れたい量だけ『入れる』ことに集中すると上手くいくのです。

これって、学生時代になかなか上達しないスキーの滑り方のコツを先輩に聞いた時、私

が止まることを念頭に滑っているから上手になれないと言われたのを思い出しました。

止まることを考えずにスピードに乗ってみな、と言われた瞬間から嘘のように上達して

いったのを思い出します。これと卵焼きは同じだと。そして、生活そのものもそうなんじゃ

ないかと思います。休むことやセーブすることを念頭に受け身がちに仕事をすると、何か

を忘れてしまったり、思うように進まないことがあるのですが、一歩先に先に進む姿勢で

仕事をすると、それが少なくなります。忙しくてやることが多くなればなるほど、この卵焼き

の法則が自分に合っているのだと見出した2017年の夏、でした。

10月の末には外でのイベントにも呼んでいただいています。ぶんぶく堂での9月末の展

示会やそのイベントに新作を引っさげて出られるよう、この気候のいい時期にどんどん

進んでいかねばです。

2017年7月11日 (火)

そろそろ明けてほしい。梅雨。

木工に大敵なのはこの梅雨の湿度。手早く組んでいかないと、思いがけず反りが出てきて

しまいます。今年は空梅雨かも、なんて天気予報は全くの外れで、福岡は思いっきり雨降

りの毎日です。この大雨の災害で避難している方々も、雨が止まなければ復旧作業も進

まないはず。本来なら木々や草花や田畑にとって恵の雨となるはずが、たった数時間で山

が壊れてしまうほど降るなんて。毎年雨で土砂崩れのニュースを聞く度に、杉林ばかりで

なく、もっと土に根を張る広葉樹の雑木林が増えないものかな、そしてそれをうまく国内で

流通させられたら、日本の桜やクルミやナラで家具や建物を作ることもできるのに。と思い

ます。そんな単純な話ではないことはもちろんなのですが、人の命に関わるこの山の問題

ばかりは、本当にどうにかならないものでしょうか。。。

Imgp4754

話は変わって、こちらは先月納品したキッチンラックです。天板、中央、下段は固定されて

いますが、その間の棚は可動式です。写真には写っていませんが、ここにカゴをいくつも

並べて、その中に分類してものを置いていくそうです。いいな〜。木とカゴ、相性間違いな

いだけにその後が気になりますshine

0625leaf_01__22
そしてこちらは6月最後の日曜日に、西日本新聞の日曜版に載せていただいた記事。

常連のお客様から記事を見たよと久しぶりにご連絡をいただいたり、初めてぶんぶく堂

のことを知って下さった方からお問い合わせをいただいたりしました。自分がこの道を目

指したきっかけや、屋号に込めた思いなど、丁寧に記事にしてもらったのを読み返すと

取材でしゃべっていたときよりもずっと初心に返ることができました。せっかくいただいた

この機会を大切に、展示会に来て下さった方がわくわくできる場所であるように、今月末も

頑張ります。

Imgp4806

展示会のことも考えつつ、現在同時進行しているのはゴルフ場に依頼していただいている

大型のディスプレイ。狭い工房内は現在その部材だらけです。今回は、ガラスを多用する

こともあり、重さを意識する部分も多くあります。電気屋さんにお願いしてLEDの照明も準

備できました。鍵を付けたり、キャスターを付けたり 『木』 だけに意識を持っていけば良い

状態ではないので、脳みそもフル稼働です。

いつまで続くのやら、このしっとりの毎日。スカッと青空に入道雲が浮かぶ日を待ちながら

日々、制作です。

2017年5月16日 (火)

あっという間にこんな時期に

前回は大丸で展示会します!というお知らせでした。そこから約2ヶ月。。もう一度自分でも

振り返りつつ、日々の出来事を思い出していこうと思います。

Img_1008

大丸の展示会では、本当にたくさんの方に商品を手に取っていただきました。引っ越して

もう何年も気に入った時計が見つからないのでそのままにしていたという方が電波時計を

買って下さったり、4月の頭には、退職や移動される方へのプレゼントを探していたという

方が商品を色々選んでくださったり。小さく写っているのは子供も大人も座れる小椅子なの

ですが、お母様へのプレゼントにと選んでいただいた方もいました。もうとにかく、初めてお

会いする方と、その瞬間瞬間でお話するという経験は昨年のパン展のときに次いでほぼ

二回目。脳ミソがビリビリと今までにない刺激を受けているのが分かります。笑  

でもドキドキしながらも楽しい、本当に良い経験をさせてもらいました。

Dsc_0431

そしてこれは、手ぬぐい掛けを買って下さったお客様がその後送って下さった写真。

もー素敵すぎ。わざわざこの手ぬぐい掛けに合いそうな手ぬぐいを京都に住むお友達に

頼んで送ってもらったそうです。嬉しいですね、こういう納品のその後、いつも言っている気

がしますが、生活に溶け込んだ姿を見るのがこの上なく好きなのです。

ありがとうございます。

Imgp4661

そこから竹の子が採れる時期になり、、、

Imgp4658

庭の草をむしりながら、忘れな草を見つけて写真を撮ったりしていました。(早よ載せろー。)

Imgp4688

そうして先月末にはチェリーで制作した飾り棚を納品。

Imgp4696_2

後日伺うと、綺麗にディスプレイされていました。嬉しい〜。これを見るのが好きなのです^^

Imgp4692

更にゴールデンウィークには座卓をお届けに上がりました。オーク材で丸脚のテーブル

です。小さなお子様がいらっしゃるご家庭なので、天板の角は丸く、脚も丸脚で、というご

注文でした。あまり丸さを取り入れ過ぎると、子供用の家具のような印象になりがちですが

お子様が大きくなってから改めて見てもやっぱり好きだな、と思ってもらえるよう、愛着を

持って長年お使いいただけるような形を目指しました。

Imgp4708

そして先週は、大丸の展示会でご一緒したKifulさんへ帽子スタンドの納品に。5月23日

まで、素敵な帽子の展示販売をされています。

Img_1056

と、駆け足でここ2ヶ月の動きを振り返りました。そして昨日は大川へ材木の買い出しに。

今月からかなり大掛かりな仕事が始まります。その準備のための材料の調達でした。

大川へ行く途中には佐賀県を通るのですが、佐賀は小麦、大麦作りが盛んです。この時期

黄金色に輝く麦畑を見るのが大好きで、昨日は刈入れ前の本当にいい時期でした。

この春でぶんぶく堂は丸13年。14年前、大川で修行していた頃に綺麗だな〜と思って見て

いた風景は、今も変わらず健在です。私の心も変わってないことを確認。ぶんぶく堂開業

の季節はちょうど自分の誕生日でもあり、お祝いの言葉をいただいたり家族に祝ってもらっ

たりしている、今の恵まれた環境の中で、いつも初心を思い出します。

14年目のぶんぶく堂、どうぞよろしくお願いいたします。

«イベントに参加します!